Friday, November 29, 2013

谷口徹、最後の最後まさかのミスパットでV逃す




2011年12月04日19時08分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 藤田 寛之 -10
2 谷口 徹 -10
3 石川 遼 -7
4 松村 道央 -6
5 宮里 優作 -5
6 平塚 哲二 -4
7 小林 正則 -3
J・B・パク -3
9 河井 博大 -2
小田 孔明 -2


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プレーオフの末、藤田寛之に敗れてしまった(撮影:岩井康博)







ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日◇4日◇東京よみうりカントリークラブ(7,016ヤード・パー70)>

 国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は誰もが予想しない展開が土壇場で待っていた。

谷口徹の今季成績

 「99%谷口さんのゲームだった」と藤田寛之が語るとおり、谷口徹は前半から完璧なプレーを披露した。石川遼との最終組で異様な雰囲気に包まれる中、ピンを刺すショット、どこからでもカップに向かうパッティングでゲームを支配していく。前半を終えて4バーディ・ノーボギー。トータル9アンダーと3打差をつけてバックナインに入る。10番、11番と立て続けにピンチを招いたが見事なリカバリーで切り抜けると14番、17番とバーディ。藤田の猛追に脅かされたが1打リードを保って最終18番を迎えた。

 しかし、東京よみうり名物超受けグリーンに最後の落とし穴があった。約80センチの入れれば優勝が決まる谷口のパーパットはカップに蹴られてまさかのボギー。「右目に強めに狙ったけど、最初左に出た」18番グリーンに悲鳴にも似たギャラリー達の声が響き渡った。そして迎えた藤田とのプレーオフ。気持ちを切り替えて一騎打ちに臨んだが、2ホール目でティショットを左に曲げる痛恨のミス。アプローチを寄せきれずボギーとした谷口に対し、藤田はパーをセーブし勝負は決した。

 「最後の最後でガッカリでした」。80センチを外したパーパットは、並のプロなら嫌な感覚が残るところだが「そんなにヤワじゃない」とホールアウト後はサバサバとした表情でコメントした谷口。優勝にこそ届かなかったものの、間違いなくこの日の主役はこの男だった。

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